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― 真夏の暑い時期に涼を感じられる和雑貨を ― 
きんらん和布では、い草座布団や夏らしい柄の金襴雑貨や生地をご用意しております。い草には、室内の空気の浄化や湿気を吸収放出する循環作用があり、空気をきれいにし、気分をリラックスしてくれる効果があります。和柄の生地には、夏に咲く代表的な花として朝顔、花水木、芙蓉、鉄線などの他に露芝、笹などの草木があります。また、生活道具の籠目や団扇、自然文様の雨や流水などをモチーフとした涼しげな金襴もあります。このような柄を取り入れた金襴の和雑貨は、自宅のインテリアやファッションアイテムに華やかさをプラスします。また、金襴生地を使ってオリジナルの作品を作り季節を楽しむのもいいものです。

朝顔 -asagao-

夏の風物詩として知られる朝顔は、平安の頃に中国より薬草として伝わり、江戸時代には観賞用として庶民に愛されてきました。その容姿のしっかりとツタを伸ばす植物であることから、相思相愛、固い絆の意味が込められています。また、太陽と共に花が咲くため、運気を蓄えて咲くといわれ縁起のいい花でもあります。季節感が明確な花なので、夏の着物や和雑貨などに用いられることが多い吉祥文様です。

芙蓉 -huyho-

日本では室町時代から鑑賞されていた芙蓉は、7月から10月にかけて花を咲かせます。1つの花は1日だけ咲くと枯れてしまう「一日花」です。芙蓉は柔らかな花姿と、1日で枯れてしまう儚さから、昔から美しい女性の例えとして使われてきました。このことから、「繊細な美」「しとやかな恋人」という花言葉がつけられました。そのような繊細な芙蓉をモチーフにした和雑貨を取り揃えております。

百合 -yuri-

百合の咲く時期は5月~8月頃です。百合(ユリ)の花は、エレガントな姿と上品な香りが魅力的であり、気高く凛とした魅力で、世界中の人々に愛されています。花言葉は「純粋」「無垢」「威厳」。百合の自生種は、約100品種あり、そのうち15品種ほどが日本に自生しています。また、百合は室内で飾られた記録の残る日本最初の花とされており、神事にも用いられてきました。このような百合の柄の着物を初夏に着こなすことがとても粋な着方とされており、室内のインテリア用品などにも多く取り入れられてきました。

鉄線 -tessen-

初夏の庭を青や白の花でさわやかに彩ってくれる鉄線は、中国を原産地とします。日本に渡来したのは、室町時代中期以降で、江戸時代には意匠や俳句などにしばしば登場しています。桃山時代の能装束や小袖にも、鉄線を唐草のように表現したものが残されています。しっかりとしたツタが印象的ですが、その堅いツタがまるで鉄の針金を思わせるところから、この名がついたとされます。ツタが縁を結ぶとして、恋愛成就や夫婦円満などをあらわします。末長く固い絆を結ぶ願いをこめて、花嫁衣装によく描かれている吉祥文様です。

藤 -huji-

藤の咲く季節は4月~5月です。ちょうど桜の季節が終わった頃から、藤が咲きはじめ初夏の花として昔から人々に親しまれてきました。藤は古事記の中にも描写がある花で、万葉集にも歌われ、高貴な色として源氏物語にも象徴的に表現されている花です。平安時代になると、藤の色が高貴な紫であることや、藤が藤原氏の象徴であることなどから、藤色は「色の中の色」とされました。そんな紫色の花をつける藤は貴族に愛され、繁栄のシンボルともされてきました。また、藤は寿命が長く、繁殖力が強いことでおめでたい植物とされており、その藤の花がモチーフとされた和柄は吉祥文様と言われています。

露芝 -tsuyusiba-

露芝の文様は、三日月形の円弧を芝の葉に見立てて、葉の上に露の水滴を置いた文様です。夏の朝の風景を表しています。芝に宿る露は、平安の頃には、消えてなくなってしまう様子から儚いもののたとえとして「道芝の露」と詠まれてきました。この文様は日本の風土から生み出された、我が国特有のものです。日本人の繊細な感性があらわれた和柄文様といってもいいでしょう。